2016年2月22日月曜日

ポスドクの結婚「前」事情

ポスドクになった時点で、結婚する可能性のある相手と付き合っていないと、結婚は相当に厳しいものになる可能性が高いです。ただし医師資格を持っているポスドクは相手を探すことに関して全く問題にならないことが多いので、ここでは考慮外とします。

まず事実として、少なくとも私の知り合いであるポスドク9人について、ポスドクの時点で結婚した7人全員が、ポスドクになる前の大学院生の時点から付き合っていた相手と結婚しています。残り2名は、大学院生の時点から付き合っていた相手とポスドクになってから別れています。
 もちろんこれは単なる偶然かもしれません。ただ実感として言えることは、大学院生の時に比べて、ポスドクになってから付き合いだすというのはよりハードルが高い、ということです。大学院生の時はお互いが若く、好きなら付き合うという、比較的ノリのいい時期ですが、ポスドクになる頃には30代を目前にし、少なくともある程度結婚を意識して、相手の仕事の安定性や経済力を見定めながら付き合うかどうかを決め始める傾向があります。年齢が進むにつれ、この傾向はより強くなっていきます。ポスドクの結婚後の事情は厳しいものです。ですのでなかなかそれを受け入れてくれる相手を見つけることは容易ではありません。
 また、ポスドクになると大学院生の時のようにアルバイトをすることがなくなりますので、研究室の外で誰かと出会う機会も少なくなります。また、研究室周辺にいる学生との年齢差はどんどん開いていきますので、年を経るに従い、研究室周辺にいる異性と付き合える可能性も低下していきます。 

「ポスドクになろうと思っているけどまだ付き合っている人がいない」という大学院生は、今のうちにいい人と付き合い出すことをお勧めします。 

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