2016年3月5日土曜日

ボス(教授やリーダー)からの圧力

多くの場合、ポスドクや特◯助教の雇用契約期間は1年間で、それを毎年繰り返すことで、3-5年間、同じ研究室で働きます。基本的にポスドクや特◯助教の雇用資金は外部資金であり、外部の評価により翌年度の資金額が変動することがあるため、翌年度の雇用が保証されない状況で働き始めることも珍しくありません。このような場合、ボス(教授やリーダー)から研究成果を早く出すことを強く求められることがあります。「年度末までに見込みのある結果を出さないと、来年度からの雇用がどうなるか分からない」と言われます。これは心理的には「脅し」であり、ポスドクや特◯助教には、何としても成果を出さなければならない、という精神的圧力がかかります。ボスによっては、実際は来年度の資金は問題無いにも関わらず、ポスドクや特◯助教にこのような圧力をかけることでより多くの成果を出させようと考える人もいるようです。

「雇用を盾に脅す」という最低なやり方ですが、そんなことをするボスに当たってしまったら仕方ありません。ポスドクや特◯助教はそれにも耐えていなかくては、ボスから推薦がもらえなくなり、次のポストが決まりにくくなってしまうのが現実です。

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