2016年3月11日金曜日

海外(欧米)ポスドクの年収(給与・給料)

国によって多少事情が異なるかと思いますが、ここでは私自身と知人らの経験を基に、欧米での現実を記載してみます。

欧米の国から、すなわちボス(のグラント(=研究資金))から給与を受けてポスドクとして働く場合、年収は手取りで2万5000ユーロ、3万ドルくらになので、もちろんその時の為替によって大きく変わりますが、日本円で約350万程度になります。日本のポスドクの年収から想定される手取りとほぼ同じかやや低いくらいです。

駐在員で来ている日本人が住むような高級住宅地に住むと大体赤字になります。特に家族連れで子持ちの場合は、安全性や日本人コミュニティーを重視して、「短期間だから」と割り切って貯金を切り崩しながらそういう高級住宅地に住む人が多いです。長期間滞在する人や単身や夫婦だけの若い世代は、勤務している大学や研究所に近い場所など、比較的安価な地域に住む人が多いです。

いずれにしても、特に家族連れで子持ちの場合、欧米にポスドクとして渡航中に貯金が大きく殖えることは稀で、とんとんか少し切り崩しながら暮らすのが一般的です。 

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