2016年5月8日日曜日

運動で研究のストレスを発散し出すと危険

私はこれまでの経験から、自分の同僚や後輩が急にランニングなどの運動をしだしたら、それは「危険信号」だと解釈しています。

これまでに8人くらい、そのような行動をしだす人を見てきましたが、8人中8人が、運動をし始めてから研究の質が低下、もしくは停滞しました。

因果関係は分かりません。しかし急に運動し出すことは、質が低下もしくは停滞することの「サイン」になっていると感じています。

これは私の解釈ですが、急に運動を始める人は、一定のストレスを抱えているように思われます。研究室で研究をしている人間の場合、そのストレスの原因が研究活動にあることを想像することは難しくありません。

実際、研究室で急に運動をしだす人は、たいてい、研究がうまく進んでいません。

運動をすることで、ポジティブな気分にする必要が生じてしまっているのだと思われます。しかし残念ながら、運動をしても研究がうまくいかないことに変わりはなく、むしろうまくいかない状態で心理的に適応してしまうため、好転する機会が失われているように思われるのです。

研究でストレスを受けたら、運動で発散するのではなく、そのストレスを受け止めてなんとか乗り越えるためのアイデアを練ることに集中する方が研究の質は向上する、と思っています。

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