2016年5月14日土曜日

大学院生の研究室選びの、ただ一つのポイント

結論から言いますと

「当該研究室に所属している、博士課程の大学院生に、学術振興会特別研究員(学振)に採用されている人の割合が高いほど良い」

です。

大学院生なら誰でも学振に採用されたいと思います。毎月20万ほどの給与が得られますし、履歴書にかける実績にもなります。

多くの人が申請するため、採用されるためには実績はもちろん、申請書がしっかりかけていなければいけません。しかし大学院生が一人で採用されるための実績と申請書を用意できることは稀です。

つまり当該研究室の大学院生のうち学振に採用されている人の割合が高いことは、その研究室の教員の研究指導が優れていることを示す手がかりの一つになります。

そんな研究室に入ることができれば、当然、あなたが将来学振に採用される可能性も高いわけです。 

もちろん学振が取れるかどうか、ということに限らず、優れた研究をするための良質な教育が受けられる可能性も高いわけです。

さらに、そいういう研究室には優れた先輩や同輩、後輩が集まっています。優れた研究仲間とのつながりは、研究者にとって生涯の財産になります。

「どんな研究室がいいのか分からない」という人にとっても、その研究室の博士課程の院生の「学振に通っている人の割合」は定量的な明瞭な判断材料になります。最近は研究室のホームページに掲載しているところも増えていますし、研究室の人に直接聞いてもいいと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

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